成都339:通りから見上げるタワー
街からの眺めは無料 · 川沿い24時間
私たちの巨大建造物ノート(中国でもっとも圧倒される建築物をめぐる、写真家のためのツアー)が、成都に挙げるのはひとつだけ。四川ラジオテレビ塔、通称339です。高さ339mにちなむこの名前のとおり、中国西部でいちばん高い建造物です。本命の一枚は、タワーそのものからではありません。狙うのは新鴻路。北東にある、なんの変哲もない住宅街の通りです。望遠レンズで圧縮すると、麺屋の上の空をタワーが埋め尽くします。
タワーが立つのは猛追湾。錦江が曲がるこの一帯を、街は市内でも指折りの川沿い散歩道に造り変えました。木道、屋外の茶館、そしてタワーの足元には巨大な寝そべりパンダの像。ダウンタウンのIFSビルによじ登る、あのパンダと対になっています。
基本情報
| 見どころ | 猛追湾の川沿いにそびえる339mのテレビ塔。街でいちばん人気の巨大建造物の一枚を、通りから無料で撮れます |
|---|---|
| 場所 | 成华区猛追湾街168号、市街中心部の北東 |
| 行き方 | 太古里から北東へタクシーで少し。定番の望遠アングルは新鴻路から |
| 料金 | 通りと川沿いは無料。展望フロアは別料金です |
| 時間 | 川沿いは24時間。タワーは日没後にライトアップ |
| 予約 | 通りと川沿いは不要 |
地元の人に愛される理由
このタワーは、下から見上げたときがいちばん映えるからです。ノートいわく「BDO効果」。巨大で無骨な建造物(Big Dumb Object)が、足元の通りをミニチュアに縮めてしまう。新鴻路が王道アングルなのは、まさにそこがありふれた場所だから。電線、プラタナス、餃子屋、そして空があるべき場所に、300mを超えるタワー。撮り終えたら、下に広がる猛追湾の川沿いが、この界隈の夜の居場所です。
KORAだけが教えること
- 望遠を用意すること。圧縮効果を狙うなら70mm以上がほしいところ。スマホなら望遠レンズを使い、新鴻路をもっと下がって撮りましょう。
- ブルーアワーで魅力は倍増。残照を背にタワーのライトが灯り、ちょうど同じころ、川沿いの茶館もいちばん賑わいます。
- よほど晴れていなければ有料展望はパス。成都のもやは高所からの眺めを台無しにします。通りからの迫力のほうが確実です。
周辺
ここは「無料の成都」めぐりの北東の一角。川沿いを歩いて戻る夜の散歩と合わせるのがおすすめです。街のほかの無料スポットは、交子公園の環状歩道橋や成都ローカルマップの続きへ。