武康大楼:誰もが撮りたくなる上海の「フラットアイアン」
無料 · 街のランドマーク
どの都市にも、その街の顔を一手に引き受ける建物があります。上海の旧市街なら、間違いなくこの一棟。ノルマンディー・アパート、1924年竣工、設計はラースロー・フデック。楔形の船首を淮海路に向けて突き出す姿は、曲がり角を間違えて、そのまま住み着いてしまった船のようです。1953年に武康大楼と改名され、いまも人が暮らしています。おばあちゃんも、干した洗濯物も、そのまま。この写真が心を打つ理由の半分は、そこにあります。
2篇の実地ノートはどちらも、この建物を一日の骨組みとして扱っています。1篇は武康路〜安福路の散歩の起点に据え、もう1篇は本当に大事な助言をひとつだけ残しています。午後に行くこと。光がやわらかいから。
基本情報
| 見どころ | フデック設計の1924年築アパートメント。上海の「フラットアイアン」で、上海市優秀歴史建築。いまも現役の住宅です |
|---|---|
| 場所 | 徐汇区淮海中路1842-1858号、武康路との角 |
| 地下鉄 | 上海図書館駅(10号線)または交通大学駅(10・11号線)から徒歩約10分 |
| 料金 | 無料。街のランドマークなので、外から撮ります |
| 時間 | 通りに閉店時間はありません。建物の中は住民の家で、見学はできません |
| 予約 | 不要 |
地元の人に愛される理由
この写真は絶対に外さないから。そして、街のほうも協力してくれているからです。2021年の街路再整備では、交差点の斜め向かいにある2つの撮影スポットの角が、写真を撮る人が十分に下がれるように、文字どおり数メートル拡張されました。まず向かいの角から船首を収めて、それから建物の足元を歩きましょう。武康路を北へ行けば巴金旧居と宋慶齢旧居、続く安福路には劇場とコーヒーとショーウィンドウ。ノートの助言はいまも有効です。午後の光は西側のファサードを美しく照らし、人混みは邪魔ものではなく、風景の一部です。
- 拡張された角に立つこと。淮海路・武康路・天平路が交わる交差点の斜め向かいの角は、まさにこの一枚のために造り直されました。見つけるのは簡単です。先にたどり着いた人たちが、みんなそこに立っています。平日の午後早めなら、同じ構図を狙うライバルはぐっと減ります。
- ロビーには入らないこと。ここは人が暮らす建物です。廊下も屋上も立ち入り禁止。どのみち、いちばんいい角度はぜんぶ歩道の上にあります。
- 点ではなく、線にすること。この建物は、上海西エリアの定番散歩の出発点です。武康路の記念館めぐりから安福路へ。当日どの旧居が開いているかはKORAに聞いてください。順路まで組み立てます。
- 行き方:運転手には「武康大楼」と見せれば通じます。ここでも、中国のどこでもそうですが、KORAのピンはGoogle マップより頼りになります。
周辺
東へ歩けば、路地は「巨富長」トライアングル(巨鹿路・富民路・長楽路)の旬福食堂と烏中市場へ続きます。ランキング形式の完全リストは上海ローカルマップへ。
よくある質問
武康大楼の中に入れますか?
入れません。普通に人が住んでいる住宅です。1階には店舗が入っていますが、廊下と屋上は住民の生活空間です。お目当ての一枚は、交差点の向かいの拡張された角から撮るものです。
撮影のベストタイミングは?
地元の共通認識も、私たちの実地ノートも、答えは午後。やわらかい西日が船首に当たります。平日の午後なら、同じスマホを同じ角度で構える人も少なめです。