何東旧居:建物を貫いて木が伸びる、あの芝生
庭園無料 · 終日開放
二篇の実地ノートは、ここで同じ言葉に手を伸ばします。緑。「緑にあふれた空間で、木が一本まっすぐ建物を貫いて伸びていて、生命力にあふれている」と一篇は書き、もう一篇はただ、「訪ねてきた友人を必ず連れていく場所」のリストの一番目に置きます。陝西北路457号のこの邸宅は、香港の富豪ロバート・ホートン卿(何東)のために1926〜28年に、イギリス・ルネサンス様式を模して建てられました。2023年末の改修以降、その芝生と庭園は、誰にでも無料で、終日開かれています。
この建物には60年にわたって「辞海」(中国を代表する大辞典)の編集部が置かれていました。出版社が2021年に移転するまでのことです。屋内はいまでは時おりの有料アート展のときだけ開きます。庭園こそが、日々の贈りものです。
基本情報
| 見どころ | 1926〜28年築の富豪の邸宅(上海市優秀歴史建築)の庭園と芝生。2023年12月から無料の公共緑地に |
|---|---|
| 場所 | 静安区陝西北路457号 |
| 地下鉄 | 南京西路駅(2・12・13号線)から、陝西北路を少し歩いて |
| 料金 | 庭園:無料、終日開放。屋内:特別展の期間のみ、別途チケット |
| 時間 | 庭園:毎日自由に出入り可。屋内が開くかどうかは、開催中の展示しだい |
| 予約 | 庭園は不要。展示があるときはチケットが必要です。KORAが開催中の展示を確認します |
地元の人に愛される理由
上海の中心部は芝生を出し惜しみします。しかもこの一枚には物語が添えられています。買弁時代の邸宅、辞典一冊ぶんの歴史、そして成木(建物のほうが礼儀正しく道を譲ったように見える、あの一本を含めて)が、南京西路の高層ビルから数分の場所にあるのです。公園のように使える、めったにないランドマークです。座って、読んで、撮って、立ち去る。お金は一切かかりません。
KORAだけが教えること
- 庭園はいつでも開いていますが、建物はそうではありません。中に入ることを前提に計画しないでください。屋内が開くのは会期限定の展示のときだけです(第1回は2024年)。ここを軸に一日を組む前に、何か展示があるかどうかKORAに聞いてください。
- 寺院と組み合わせて。静安寺まで、まっすぐ歩いて行ける距離です。まず芝生、そのあと金色の屋根。どちらもほぼ無料です。
- 陝西北路そのものが歩く価値のある道です。上海の古い洋館の通りのひとつで、この旧居はその中でいちばんの無料の屋内空間……いえ、屋外空間です。KORAは使えるピンを立てます。中国ではGoogle マップが使えないことがよくあります。