KORAガイド · ショッピング編 · 2026年7月更新
中国での買い物:タックスリファンドの新ルールは旅行者の味方
2025年の1年をかけて、中国は世界でも指折りの、買い物客に手厚いタックスリファンド制度を静かに作り上げました。ところが、ルールが変わったことを知っている旅行者はほとんどいません。対象となる最低購入額は下がり、還付は「空港で並ぶ」方式から、店頭でその場で現金またはAlipay(アリペイ)残高として受け取る方式になりました。そこに、オーダーメイドの仕立て、茶葉、磁器、新世代の中国人デザイナーといった、中国が文句なしに強い買い物ジャンルを重ねてみてください。ショッピングは旅のついでではなく、行きの荷物を軽くしておく理由になります。
タックスリファンドの現行ルール(2026年7月確認)
| ルール | 内容 |
|---|---|
| 最低購入額 | 同一店舗・同日で200元(人民元)(2025年4月に500元から引き下げ) |
| 戻ってくる額 | 標準税率の商品はインボイス金額の11%で計算。還付代行会社の手数料を引いて、手取りはおよそ9% |
| 即時還付 | 「購入即還付」が全国展開済み。参加店舗ならその場で、Alipay、カード、現金のいずれかで受け取れます |
| 上限 | 現金での還付は20,000元まで。カードやモバイルウォレットへの還付は上限なし |
| 条件 | 購入時にパスポートを提示。商品は未使用のまま、購入から90日以内に本人と一緒に出国すること |
| 対象店舗 | TAX FREEサインを掲げる店。百貨店、ブランド旗艦店に加え、良質な専門店にも広がっています |
| 出国時 | 書類とレシートはひとまとめに。税関が現物確認を求めることがあるので、還付済みの品はすぐ出せる場所へ。それらを入れたスーツケースは、確認が終わってから預けてください |
計画上のポイントをひとつ。還付が生きるのは旗艦店とモールです。市場や小さな独立系ショップは、ほとんどが制度の対象外。そこでの割引は、還付ではなく交渉で手に入れるものです。
本当に買う価値があるもの
- オーダーメイドの服:上海の南外灘の生地市場では、スーツもコートもシャツもチャイナドレスも24〜72時間で仕上がります。お気に入りの1着を持ち込んで複製してもらうのが上級者の頼み方。値段交渉は前提で、腕前は店ごとに差があります。まさに、KORAに事前チェックを頼む価値のある案件です。
- メガネ:1〜2時間で度付きメガネが、誤植かと思う値段で作れます。詳しくはセルフケアガイドで。
- 茶葉:買う前に試飲するのが当たり前の、茶葉専門店で買いましょう。土産物スタンドは避けること。ちゃんとした店に入れば、値段は品質に正直に比例します。
- 磁器・陶芸:景徳鎮の週末マーケットに並ぶ若手作家の作品は、空港のギフトボックスのどれよりも上です。
- 新世代の中国人デザイナー:ファッションはDONGLIANG Houseから、フレグランスはTo Summerから。どちらも、店そのものが目的地になります。
避けるべきもの
- 「お茶会への招待」。伝統的な茶芸を体験しませんかと親しげに声をかけてくる見知らぬ人は、この街で最も古い観光客向け詐欺の担い手です。会計には、頼んでいないゼロがひとつ増えています。本物の茶葉店は、路上で客引きをしません。
- 50元の「シルク」。シルクではありません。本物のシルクには、本物の値段がつきます。
- 「骨董品」。本物の骨董品には持ち出し規制があり、市場で売られているのは複製品です。複製品を複製品として、複製品の値段で買うぶんには、まったく問題ありません。
値切り交渉を手短に
モールとブランド店は定価販売です。試さないでください。市場では交渉が前提。言い値の3分の1あたりから返し、終始笑顔で。そして、ゆっくり立ち去る素振りこそ、どんな言葉よりも雄弁だと覚えておきましょう。楽しかったなら、うまくやれた証拠。戦いのようだったなら、余計に払ったのは気分のほうです。
支払いはそれ自体がひとつのテーマです。高級ブランドの旗艦店は海外カードを快く受けますが、市場はQRコード決済のみ。市場めぐりの日までに、Alipayのセットアップを済ませておいてください。そして店先で、値段や生地やTAX FREEサインが本物かどうか迷ったときは、KORAに聞けば30秒で答えが返ってきます。
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