初めての中国:到着後24時間のチェックリスト(SIM・決済・地図・移動)
着陸しました。スマホは圏外、Google マップはぐるぐる回ったまま、タクシー乗り場の仕組みもよくわからない。中国での最初の24時間がすんなり進むか大きくつまずくかは、到着ロビーを出る前にいくつかのことを済ませてあるかどうかで決まります。これがそのチェックリストです。
出発前夜:ネットが使えるうちにやっておくこと
初めての人がやりがちな一番大きな失敗は、「中国の電話番号がないとセットアップできないアプリ」の上にインフラの大半が載っている国へ、何の準備もせずに着いてしまうことです。搭乗前に次のことを済ませておきましょう。
オフライン地図をダウンロードする。中国でGoogle マップを頼りに旅程を組んではいけません。中国のデータはひどく古く、何年も前に閉店したレストランや店がいまだに営業中と表示されます。リアルタイムには何も更新されず、中国が独自にずらした座標系(GCJ-02)を使っているせいでピンの位置もずれます。搭乗前に、オフラインで動く地図アプリで最初の都市の地図パックを落としておけば、着陸した瞬間から使えるナビが手元にあります。
ホテルの住所を中国語で保存しておく。予約したホテルや民泊には必ず漢字表記の住所があります。探して、スクリーンショットを撮って、カメラロールに保存しておきましょう。タクシーの運転手に見せるとき、ナビに貼り付けるとき、スタッフの英語が心もとないチェックインのときに使います。「タクシーの後部座席で打ち込めばいい」はやめておきましょう。
フライト情報と予約確認をスクリーンショットしておく。入国審査で出国便の証明を求められることがあります。メールの中ではなくカメラロールに入れておけば、入国審査の列でWi-Fiを探し回らずに済みます。
現地通貨を少しだけ用意する。多くは要りません。緊急用の予備として200〜300元(人民元)で十分です。中国の日常の95%はモバイル決済で回りますが、一部の古いタクシー、市場の小さな屋台、立て替えてもらった分を現金で返すときなど、まだ現金が生きる場面もあります。自国の空港か、到着後にATMで引き出すのがよいでしょう。中国の空港にも両替カウンターはありますが、レートはあまりよくありません。
空港では順番がものを言う
次の順序で進めれば、電波の入るスマホと動くナビ、そして怪しい車に手を振らずにホテルへ向かう手段を持って、到着ロビーを出られます。
ステップ1:入国審査と手荷物受け取り(当たり前ですが、指紋があります)
現在、ほとんどの訪問者は入国時に指紋を取られます。ごく普通の手続きです。入国カード用にホテルの住所(中国語)をすぐ出せるようにしておきましょう。渡航目的は「観光(tourist)」で問題ありません。
ステップ2:SIMカードを手に入れる
空港でやることの中で、これが一番重要です。地図もDiDiも決済も、すべては中国の電話番号とデータ通信の上に成り立っています。
空港での選択肢は:
- キャリアのカウンター(China Mobile、China Unicom、China Telecom)が到着ロビーにあります。スタッフの英語は限られるので、パスポートを持って行きましょう。旅行者向けプリペイドSIMはありますが、開通手続きがややこしいことがあり、データプランの説明も外国人向けには不親切な場合があります。
- KORAのサバイバルキット:出発前にkoracn.comで予約しておくと、到着ロビーのカウンターでスタッフがお迎えします。+86の実番号付き物理SIMカード(データ専用eSIMではありません)を渡し、その場でAlipayとWeChat Payのセットアップと海外カードの紐付けまで済ませます。キャリアのメニューを勘で操作する代わりに、英語の通じる人がひとつずつ一緒に進めてくれる。それが違いです。料金とプランはkoracn.comへ。迷いなく進めたい方は、出発前に一度見ておく価値があります。
どの方法を選ぶにせよ、データ通信が使えるようになるまで空港を出ないこと。
ステップ3:地図アプリを整える
電波が入ったら:
- Apple マップは中国でも動き、精度もそこそこです。徒歩には十分使え、公共交通にもまずまず使えます。
- 高徳地図(Amap)は地元の人が使っている地図です。英語表示にも切り替えられます。徒歩ルートの精度が高く、交通機関のリアルタイム情報もあります。入れておきましょう。
- Google マップは罠です。GCJ-02座標系のずれでピンの位置が狂い、中国の店舗情報は何年も前のまま。とっくに閉店した店が営業中と出ます。中国について表示される情報は未確認情報として扱い、ナビは高徳地図かApple マップで。
ステップ4:ホテルへ向かう
DiDi(ディディ)は中国版Uberです。ちゃんと動き、安く、安全です。外国人としての使い方は:
- 出国前にDiDiをダウンロードしておく(中国国外のApp Store / Google Playにあります)。
- 海外の電話番号で登録できます。ただし、乗車場所の行き違いがあったときに運転手と電話するには中国の番号が要ります。+86のSIMが大事な理由のひとつです。
- 空港では指定の配車アプリ乗り場を使うこと(大きな空港では表示がはっきりしていて、たいてい地上階の1つ上です)。声をかけてくる車には絶対に乗らないでください。
- 目的地の住所は漢字のまま貼り付けます。中国語の住所を保存しておいたのはこのためです。
- 支払いはWeChat PayかAlipayに連携するか、アプリ内に海外のVisa/Mastercardを直接登録します。カード直接登録も動きますが、ときどき失敗します。決済アプリを整えておくほうが確実です。
空港タクシーという手もあります。公式のタクシー乗り場には係員がいます。必ずメーターを使わせること。値段交渉はしないこと。運転手には中国語のホテル住所を見せましょう。
ホテルに着いてから最初の数時間
チェックインとパスポート登録
中国のホテルには、外国人宿泊客を地元の警察に登録する義務があります。ごく標準的な事務手続きで、心配することは何もありません。手続きをするのはホテル側で、あなたではありません。パスポートを数分間預ける(またはスキャンしてもらう)のは普通のことです。返してもらうのを忘れずに。
民泊(Airbnbなど)に泊まる場合は、ホストが登録することになっています。やらないホストもいますが、公式には到着から24時間以内の登録が求められています。
認証コードの罠
初めての人の多くがぶつかる壁がここです。中国のアプリのセットアップには電話番号認証、つまり中国の番号にSMSで届く6桁のコードが必要です。自国のSIM(またはデータ専用eSIM)のままだと、そのコードは受け取れません。登録は完了できず、アプリはただ止まったままです。
データ通信だけでなく、+86の実番号付きSIMがすべての鍵になるのはこのためです。Alipay、WeChat Pay、DiDi、フードデリバリー、コンビニのアプリ。どれも電話番号へのSMS認証を挟んできます。
決済のリアル
WeChat PayもAlipayも、いまは中国の銀行口座なしで海外カードを直接紐付けられます。ちゃんと使えますが、上限があり、セットアップには例のSMS認証が要ります。空港で済ませてあれば(KORAのサバイバルキットはサービスの一部としてここまでやります)安心です。まだなら、ホテルのWi-Fiにつないで、中国の番号を手元に置いてセットアップを進めましょう。
現金はあくまで予備で、メインの手段にはなりません。受け取ってくれる店は多いものの、セルフレジのコンビニ、自動販売機、一部のコーヒーチェーンなどは事実上キャッシュレスです。
初日にありがちな失敗(と、その避け方)
「ナビがずっと変な方向に案内してくる」おそらくGoogle マップを使っています。ピンのずれと古いデータのせいです。高徳地図に切り替えましょう。
「認証SMSが届かない」海外の番号かデータ専用eSIMを使っているからです。+86番号が必要です。手に入れましょう。
「ホテルでカードが使えないと言われた」中国のホテルにはいまもUnionPayかWeChat Pay/Alipayを好むところが多くあります。決済アプリを1つ整えておくか、予備の現金を。
「DiDiで運転手に電話できない」アプリ内チャットではなく電話をかけてくる運転手もいます。かかってくるのはあなたの中国の番号宛て。実番号付きSIMが効く理由がもうひとつ増えました。
「タクシーの運転手がメーターを使わなかった」乗る前に固定料金を持ちかけてくるタクシーには乗らないこと。DiDiか公式のタクシー乗り場を使いましょう。
よくある質問
中国でアプリを使うにはVPNが必要ですか? この記事ではその話題には踏み込みません。ひとつ言えるのは、毎日使う実用アプリ(地図、DiDi、決済、フードデリバリー)は、特別な回避策なしにすべて動くということです。まずはそれらを整えることに集中してください。
中国でGoogle マップは使えますか? 読み込めたとしても、信用しないほうがいいです。GCJ-02座標系のせいでピンはずれ、店舗情報は何年も前のまま。10年前に閉店した店が営業中と表示されることもあり、リアルタイムには何も更新されません。高徳地図かApple マップを使い、Googleの中国情報は「裏取りの必要な噂」として扱いましょう。
DiDiは外国人でも使えますか? 使えます。海外の番号で登録でき、海外のVisa/Mastercardも追加できます。一番の引っかかりどころは運転手との電話です。アプリ内チャットではなく電話をかけてくる運転手がいるので、+86のSIMがあるとぐっとスムーズになります。
WeChat PayやAlipayを使うには中国の銀行口座が必要ですか? もう必要ありません。どちらも海外カード(Visa、Mastercard、一部のAmex)を直接紐付けられます。ただし、セットアップ中のSMS認証を通すために中国の電話番号が必要です。
着陸前に全部まとめて片付ける一番簡単な方法は? KORAのサバイバルキットは、まさにこの「最初の24時間」問題のために設計されています。出発前に予約し、空港の到着カウンターで受け取り、動くSIMと、カードに紐付いたAlipay・WeChat Payと、必須アプリ一式を持ってその場を離れられます。しかも、スタッフがひとつずつ一緒に進めてくれます。詳細とプランはkoracn.comへ。
大丈夫、乗り切れます
中国での最初の24時間は、3つのものさえ動いていれば本当に簡単です。+86の実番号付きSIM、カードに紐付いた2大決済アプリのどちらか、そしてちゃんと動くナビ。食事も移動も連絡も、すべてはそこから始まります。
その3つを税関を出る前に済ませておきたいなら、koracn.comでKORAのサバイバルキットを見てみてください。まさにこの瞬間のために作られています。
来週中国に到着します。最初の24時間で何をセットアップすべきですか?
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